鳩林伝統村

鳩林伝統村
三韓時代からの長い歴史を受け継いできた鳩林村は、436年の伝統を持つ大洞契が現存し、百済の王仁博士、新羅末期の道詵国師、高麗初期の崔知夢を輩出した地。

高麗青磁と朝鮮白磁のもととなった黄土磁器の発祥地でもあり、先史時代からこの地で作られるようになった黄土磁器が全国に普及し、海上を通じて日本や中国との交流を始めた様々な跡が残っている。また、村の所々で大規模な窯跡や遺物が発掘されている。村内には有形文化資源である会社亭、国岩祠、湛粛斎などの12楼亭や伝統家屋、石垣、古木などが昔の面影をそのまま残してぎっしり詰まっている。村の安泰を祈願するために毎年行われる堂山祭や鳩林大洞契などの民俗文化資源が受け継がれている。鳩林村の「霊岩陶器文化センター」では、韓国で最も良質の黄土を材料に使い、1200年の歴史を持つ鳩林陶器を韓国的な情緒の染み込んだ霊岩陶器として再現している。展示室、体験室、売店などの施設があり、全国から数多くの観光客が訪れている。
鳩林伝統村の全景